研究代表者挨拶

信州大学医学部 内科学第三教室
(脳神経内科リウマチ・膠原病内科)
教授 関島良樹

 

アミロイドーシスに関する調査研究班のホームページにご来訪いただきありがとうございます。このホームページは、患者さんやご家族、診療や研究に携わる医療従事者や研究者等の方々に、アミロイドーシスの概要や最新の研究成果をお知らせすることを主な目的としております。

アミロイドーシスには様々な病型があります。アミロイドと呼ばれる異常タンパク質が全身に沈着する病型を全身性アミロイドーシス、一つの臓器のみにアイロイドが沈着する病型を限局性アミロイドーシスと呼びます。代表的な全身性アミロイドーシスは、ATTRアミロイドーシス(遺伝性および野生型)、ALアミロイドーシス、AAアミロイドーシス、透析アミロイドーシスです。代表的な限局性アミロイドーシスは、脳限局アミロイドーシスであるアルツハイマー病や脳アミロイドアンギオパチーです。全身性アミロイドーシスの多くの病型は厚生労働省の難病(特定疾患)に指定されています。

本研究班は1975年に厚生省特定疾患調査研究班として山村雄一教授(大阪大学)を班長に発足し、その後、荒木淑郎教授(熊本大学)、螺良英郎教授(徳島大学)、朝永正徳教授(東京大学)、平井俊策教授(群馬大学)、石原得博教授(山口大学)、池田修一教授(信州大学)、山田正仁教授(金沢大学)、安東由喜雄教授(熊本大学)、内木宏延教授(福井大学)、そして私に引き継がれて現在に至っております。この間、種々のアミロイドーシス病型について、またアミロイドーシス全体を統合的に研究し成果をあげてまいりました。

近年、研究の進展は著しく、かつては根本的治療法がなかった本症に対し、さまざまな診断技術や薬剤の研究開発が急速に進み、その多くが実用化されています。本研究班は、アミロイドーシスに苦しむ全ての患者さんが一刻も早く治療可能になることをめざして、全力で研究を推進してまいります。よろしく御指導、ご支援をお願い申し上げます。

 

事務局:
信州大学医学部内科学第三教室
E-mail:amyloidhan(アットマーク)shinshu-u.ac.jp
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