診断基準
全身性アミロイドーシス改定診断基準の公表に関して
アミロイドーシスに関する調査研究班
研究代表者 内木宏延
近年、全身性アミロイドーシスに関する発症機序の理解と治療法の進歩は目覚ましく、アミロイドーシスはもはや治癒しうる疾患となりつつあります。この様な事態に対応するため、われわれ研究班は全身性アミロイドーシスの診断基準を改定し、日本腎臓学会、日本アミロイドーシス学会、日本神経学会、日本血液学会、日本循環器学会の承認を得ました。対象病型は、厚生労働省指定難病の免疫グロブリン性アミロイドーシス(AL/AHアミロイドーシス)、全身性野生型トランスサイレチン (ATTRwt) アミロイドーシス、遺伝性トランスサイレチン (ATTRv) アミロイドーシス、及びATTRvを除く遺伝性全身性アミロイドーシスです。本診断基準が全身性アミロイドーシスの正確な診断、的確な治療の礎となる事を願ってやみません。